お薬の情報
お薬の基本
正しくお薬を服用いただくために
1. 薬の役割・効果
お薬をなぜ使うのか、考えたことはありますか?病気によっては「お薬を飲めば治る」などと思われがちですが、お薬は人間の自然治癒力(病気や怪我を自分で治そうとする力)をサポートするのが目的です。お薬が病気を治すのではなく、病気を治すのは患者さんの自然治癒力であり、その手助けをするのがお薬の役割です。
- 原因となる菌などを抑える薬
(原因療法) - 抗生物質など
- 症状を緩和する薬
(対症療法) - 鎮痛剤、抗ヒスタミン剤など
- 抵抗力を高める薬
(予防療法) - 予防接種、ワクチンなど
- 不足しているものを補う薬
(補充療法) - インスリン注射、ホルモン補充療法など
- カラダの状態を知るための薬
(検査・診断) - 検査の際に使う薬
お薬の目的をよく理解することで、治療の間の過ごし方や飲み方なども改善され治癒を早めます。